引っ越しの見積もり、46万と4万
今春、息子が就職で地方都市に引っ越すことになった。
そこで引っ越しの見積もりを、引っ越し予定日の1カ月半前にとったのだが、4社に連絡して来てくれたのは1社のみ。
2社はもう無理とのことで、1社は電話見積もりだった。
来てくれたA社の見積もり額は、46万円。
「800キロという距離だけで26万かかります。
作業員は3人。その費用は8万です」
他にもいろいろとありまして、トータル46万と。
息子の荷物は、ものすごく少ない。
服と靴は、それぞれ箱1個で十分。
家電は一切ない(お店から直接送ることにしていた)。
家具は3点。机と小さめの棚が二つ。
あとは日常生活品と台所用品やゴミ箱ぐらい。
それでもA社は作業員が3人で、46万円だと。
今年は引っ越し難民が出ていますとニュースでもやっていたが、確かにこれでは高すぎて引っ越せない。
そこで電話見積もりだけのもう1社が「10万」というので、そこに決めた。
そうして搬出日に、実際に荷物をコンテナに詰めてみたらコンテナ1個に納まり、費用も約4万円になるという。
10万という見積もりは、コンテナ2つ分だったのだ。
つまりA社の約11分の1。
こうなると、ここまで安くて申し訳ないなと思ったり、ここまで差が出るなんてすごいなと感心したり。
結局、引っ越し先では予定日に荷物が届かなくて、その日ホテルに泊まったので、ホテル代1万7千円分(2人分)余計にかかったが、それでも46万よりはるかに安くついた。
私は今まで10回ほど引っ越したことがあるが、46万はそのなかで一番高い見積もり額だ。
一昨年、リフォームのため2キロぐらい離れた場所に、3LDK内の家具も家電もいっぱいの状態で引っ越ししたが、それでも10万円だった。
シーズンオフとはいえ、安かった。
これから引っ越す予定のある方で、春先の引っ越しハイシーズンにしかできない方は、よくよく戦略的にするしかない。
もう年内に予約を取るとか。
でも、そうすると物件の予約も早めになってしまう。
物件は押さえてないけど、引っ越しの日だけは押さえておくとか、できるのだろうか。
ともかく、11倍の値段差に驚いた今年の引っ越しであった。