レモンパン

こんがらがっている、ちいさなじぶんのせいりのために書いています。

「夫のちんぽが入らない」に書かれていない問題

やっと読みました、略して「おとちん」。 私は著者こだまさんの「ここは、おしまいの地」を先に読んでいた。 文章うまいわ、比喩おもしろいわ、人も自分もよく観察していて起きている“事件”は深刻なのに笑えるのが最高だった。すげーな。 だから「おとちん」…

ストーカー

ブスに分類される自分はストーカーされない。 そう安心しきっているが、ごくたまに執着されることがある。 今年に入って、ある人から頻繁にメッセージをいただくようになった。 メッセージには返事をする。それがマナー。 そう思っている私は真面目に一つひ…

原因探しをしてはいけない

仕事や受験での失敗は原因を探って、二度と繰り返さないことが大切である。 とは、よく言われることだが、人生における諸問題は、ときに原因探しをしない方がいいのではないかと思う。 なぜなら、それをすると、ドンドン思考が行き詰まって、結局、自分を痛…

おののく

自分の書いたものを読み返すと、自分におののく。 わあ、愚痴っぽい。 わあ、責任転嫁。 いつまで「うらみはらさでか」でいるのか。 いつから、そんな風になっちゃったのか。 ああ、こだまさんはすごいな。 読後、晴れやかな気持ちになる。 そっち方向を目指…

定番のフレーズを信じ込むこと

8月のことだ。 FBで冗談めかして、「夏休み、息子が帰ってこないと言う。ぐれていいですか」と書き込んだ。 息子はこの春から中国地方の会社に勤めている。 夏休みは帰省するのか、しないのか。さっぱりわからない。 いつのまにか私の中では、息子から帰って…

ピッピへの複雑な感情を解放する

ピッピといえば、「長くつ下のピッピ」の主人公以外、考えられない。 それほど深く印象に残った、約50年前のNHK少年ドラマシリーズでの放映。 主題歌、まだ歌えます。 “チョラホップチョー ララララ チョラホップ サンサ なーがくつしーたのピッピって知って…

チビの死

去年の3月28日、チビが死んだ。 チビは公園の桜の木に登って降りられなくなっているのを、まだ小1の息子がつかまえてきたコだ。息子は捨て猫らしいチビを飼うと言ってきかず、その公園には車で来ていたのだが、チビを抱え込み車から出なくなった。 じゃ飼う…

ママモビルスーツ

最初に断っておきたい。 私がいう「モビルスーツ」とは、人の形をした硬いスーツで、ぎくしゃくした動きしかできないロボットのようなもので、宇宙服の方がイメージとしては近い。スパイダーマンの「お洋服」のカチカチ版だ。 さて、「ママモビルスーツ」。 …

引っ越しの見積もり、46万と4万

今春、息子が就職で地方都市に引っ越すことになった。 そこで引っ越しの見積もりを、引っ越し予定日の1カ月半前にとったのだが、4社に連絡して来てくれたのは1社のみ。 2社はもう無理とのことで、1社は電話見積もりだった。 来てくれたA社の見積もり額は、4…

再開

落ち着いてきたので、非公開にしていたここを、また公開にしてみました。 非公開にしている間に、人工内耳の手術を受け、聞こえが劇的に快復し、自分が施主となって貯金をぶちまけて住んでいるマンションの全面リフォームし、そのリフォームをしている間は徒…

真っ黒な感情

「年賀状で子どもの写真が嫌いだ」という意見は、ある一定の肯定を得ているようだ。 子どもの写真ではなくて本人の写真を見せろ、というまっとうな意見もある。 確かに。 私は友人の子ども写真の年賀状を見て感情を揺さぶられることなんかないと思っていた。…

ガメラの歌をもう一度

映画「ガメラ」の主題歌。 わたしは自転車に乗るたびに、それを思い出す。 桜が散り始め、そろそろ上着もいらなくなってくる頃。 わたしは当時3歳の息子を自転車の補助いすに乗せて、よく外に連れて行った。 補助いすとは、自転車のハンドルにつけられる小…

君は裸で生きられるか

水は、水道をひねれば出てくる。 火は、スイッチひとつでつく。 食料は、お金があれば簡単に手に入る。 おおかたの日本人の生活は、水も火も食料も、一から自分で用意しなくとも整うのではないだろうか。 そうしたなかで、もっとおいしいものを食べたいとか…

殺されると思った瞬間

わたしには一度だけ、人から本当に殺されると思った瞬間がある。 それは20数年前のアフリカ駐在時のことだ。 夫は出張で不在。夜中の1時過ぎ。わたしはお風呂に入っていた。 するといきなり家のアラームがなった。 アフリカのその国は泥棒が多く、泥棒と家の…

愛されていることはわかるんだ。

あなたは今、誰かにすごく愛されていると思っていますか? この質問に間髪いれずに「YES」と言える人は、どれぐらいの割合でいるのだろう。 1割、2割・・もっと? 人の世界は複雑で混乱していてるので、「わたしは今、しっかり愛されている!」と笑顔で言え…

お金のある不幸

私は4人兄弟だ。 昭和の高度成長期に育った。 海に近い里山の裾に住んでいて、近所にスーパーはなく、信号もなく、買い物に不便な場所だった。 父は教師で、そのお給料だけでは家計が厳しく、母は洋裁の内職をしていた。 4人の子どもを腹いっぱい食べさせる…

朝日の「吉田調書」報道はよくないけど、間違うことへの行きすぎた圧力はどうなのか

まあ、文春も新潮も浮かれてますこと。 うれしそうに朝日新聞の「吉田調書」報道の間違いを記事にしている。朝日も他社にそういうことがあればうれしそうに報道しているので、どっちもどっちもか。「いじめはイカン」という記事を載せつつ、それはまるでいじ…

発情

昨日は巨大ショッピングセンターのフードコートで仕事をしてみた。 フードコートは、いい。 コーヒー1杯100円とか200円で、何時間でも粘れる。平日だから。空いているから。適度なざわめきと人の出入りが、よい刺激になって、家で一人仕事をするよりはかどる…

スクラッチカードは大勢で楽しむべし

先日、とある駅前でのこと。 大学生っぽい男子3人が宝くじ売り場で、スクラッチカードを削るのに夢中になっていた。 「これで1万当たったら、うまいものでも食おうぜ」 「今日の飲み会の費用、稼げないかな」 「100万当たったらどうする」 などと、話してい…

夏休みは嫌い

夏休みがパラダイスだったのは、学生時代まで。 社会人になってからの夏休みは、たったの3日間しかなかった。 それでも週休1日の会社だったから嬉しいことは嬉しかったが、帰省もできないし、ただただ、あっという間に終わってしまった。 夏休みが最悪だった…

文の個性はレンジフードの油のよう

一般の方でも、プロのライターさんが書いたものでも、作家さんの作品でも、文章にはその人の人格や品格や匂いがにじんでいる。「文は人なり」。だから、文章を読めば、誰が書いたものなのか、ほぼ特定できるし、その人がどんな人かもうっすらとわかってくる…

理研「発生・再生科学総合研究センター」のパンフレット

STAP細胞の一連の騒動について、報道の情報だけからですが、わたしは「あの論文の書き方は、よくない」と思っている。 しかし、理研の発生・再生科学総合研究センター(CDB)の2012年版パンフレットは、理系のことがわからない人が見ても理解でき、かつ、コ…

ちょっと待った、その不動産

わたしが、今住んでいるマンションは、3年間のアフリカ駐在から帰ってきて、不動産のことをよく調べずに買った、バブルで値崩れする前のもの。狭く、古く、買って1年で大幅に値下がりした物件。 しかし、一つだけいいことがあった。 天井が高いのである。 リ…

猫大好きだしの素

鶏肉に続きまして、だしの素。 だしの素も、うちの猫は普段食べないし、舐めない。 しかし、袋をやぶって興奮し、もっとくれと騒ぎ出すだしの素がある。 茅乃舎のだ。 猫まっしぐら。 以前、茅乃舎の日本橋店に寄ったときは、長い行列ができていた。 だしの…

猫が食べない鶏肉がある

マクドナルドとファミリーマートに納入されていた鶏肉の消費期限切れや中国工場での杜撰な管理が話題になっている。 鶏肉は味をつけて揚げちゃえば、品質の悪さがわかりにくい。 でも、うちの猫たちは鶏肉の善し悪しを食べずにわかるようだ。 前から不思議だ…

みんな、なんてすごいんだ

図書館に昼過ぎに行くと、社会人席も一般席も一つも空いてない経験を積んで賢くなったわたしは、昨日は日曜にも関わらず、がんばって朝早くから行ってみた。 わたしの朝早くはたかだかしれている。10時到着だ。 図書館の開館は9時。 つまり開館から1時間後。…

青空のようにスカーッとしたあほやねん

青空のようにスカーッとしたあほって、どこのどいつだ、とお思いのあなた。 土曜朝9時半のNHKを見てくださいな。 「団地ともお」 そこには、いつも濁りのなきあほさを200%発揮するともおちゃんがいる。 クレヨンしんちゃんのような下ネタはない。さすがNHK…

クーラーなし子さん

毎年、自宅のクーラーを、いつ、つけるか悩む。 電力の問題もある。 クーラーをつかえば、外が余計に暑くなって、それでますますクーラーが必要になっての悪循環、だと思っている。 だから毎年、できるだけクーラーをつける時期を遅くするようにがんばる。 …

人は過去に取り憑かれる

今朝のNHKあさイチの特集は、「母が重い」。 「母という病」だ。 「母になったから、母だから、がんばらなきゃ」が行き過ぎて、子どもを縛ってしまう。もしくは子どもに依存してしまう。わたしもやっているし、自身の母からは何をしても「お前が悪い」と言わ…

心臓に汗をかいた「アメリカン・ホラー・ストーリー」

『アメリカン・ホラー・ストーリー』 昨日がシーズン3の最終回であった。 わたしは今まで、こんなに次の展開の読めないドラマを見たことがない。 こうきたら、あっちの方向にいくだろうと思うと、見事に肩透かしをくらう。 「え、そうくるの?」 ストーリー…