夏休みは嫌い
夏休みがパラダイスだったのは、学生時代まで。
社会人になってからの夏休みは、たったの3日間しかなかった。
それでも週休1日の会社だったから嬉しいことは嬉しかったが、帰省もできないし、ただただ、あっという間に終わってしまった。
夏休みが最悪だったのは、結婚して子どもが産まれ、その子が幼稚園に行くようになってから中学生ぐらいまで。つまり、我が子どもの義務教育時代。
夏休みといっても、友だちとの約束や、プールの予定があり、親も参加しないといけない宿題もあって、朝の5時から息子の友だちが訪ねて来ることもある。
お昼ご飯も毎日つくらないといけない。
たまには息子の友人の分もつくる(そういうときに限って失敗する)。
親にとっては子どもの夏休みは、気が休まらない。
さらにうちの息子の趣味は虫捕りだったので、暑い中、セミだのトンボだのカブトムシ捕りに付き合い、一日中、外出。
小学生も高学年になると付き添いはしなくなったが、雨が降っても虫虫虫。
近所でも「虫捕りおばさん」として有名だった。
もう少し違うことで有名になりたかったのに。
一人で集中する時間のとれない夏休み。
こんなに自分の親も大変だったのだろうかと、今になって気づく。
そういえば我が家は、夏休みと冬休みには、母の実家に行っていたな。
やっぱり親もしんどかったのだろうな、嫌いかどうかはヌキにして。
夏休みを楽に過ごす方法を開発したいものだ。