愛されていることはわかるんだ。
あなたは今、誰かにすごく愛されていると思っていますか?
この質問に間髪いれずに「YES」と言える人は、どれぐらいの割合でいるのだろう。
1割、2割・・もっと?
人の世界は複雑で混乱していてるので、「わたしは今、しっかり愛されている!」と笑顔で言える人は半分もいないかもしれない。
けれども動物は「自分が愛されることには敏感」で、よくわかっているし、しっかり気づいている。
うちの4匹の猫は、家族誰からも、たくさん愛されている。
そのことを猫たちはよくわかっている。
人にべったりくっついて甘え、100%安心しきって身をゆだねる。
ご飯やおやつが欲しければ、人の顔を見て要求する。
どこのうちの猫だって、普通にかわいがってもらっていればそうだろう。
猫は愛されていることに疑問を差し挟まない。
ここが、人と動物の違い。
人は、とにかく疑う。
自信がないから。不安だから。決め手に欠けるから・・。
理由はいくらでもつけられる。知能があるので。
人は動物ほど「愛されている」ことに安心はしない。
だから、動物の世話をしっかりして、その動物が満足している様子を見ると、
「愛されていることを信じて安心している姿」に心が和むのだと思う。
うちの4匹の猫のうち1匹は、あまり頭がよろしくない。
でも、愛されていることは、しっかりわかっている。
少しの疑問もはさまないし、わたしを完璧に信用してくれる。
バカな子ほどかわいいというけれど、まさしく。
人も「愛が欲しい」ともがくなら、素直になるしかない。
疑う弱さを捨てるしかない。
・・・なーんてね。
人は無理かもね。