性欲の肯定
アメリカのドラマを見るようになって約2年。
最近、気づいたことがある。
それは、(私が見ている一部の)アメリカのドラマは、性欲を人の自然な欲としてさらっと肯定しているのだ。
男性が性欲をもつのは、以前から日本でもドラマに描かれることはあったと思う。
しかしアメリカのドラマでは、女性もおおっぴらに自分の欲望を表現する。
『New Girl』。
主人公のジェスもその親友のシシも、「ムラムラしちゃう」だの「ヤリたいの」だのと、あけすけに話す。
そして、実に明るく実行していく。
シシなんか自分の欲望と自分の都合でボーイフレンドのシュミットをいいように振り回す。
場所も時間もシシが選んで作る。
ここで主導権を握っているのは女性なのだ。
アメリカでも、現実にはおおっぴらに「ヤリたい」と言ってはないと思うし、言ったら冷たい目で見られると思う。
しかし、ドラマ内では、男性も女性も明るく性欲を表現している。
しかも、その性欲が笑いのネタ。
人の性欲おかしいでしょと言って、ネタにしてゲラゲラ笑ってる。
そういうの、日本ではあまり見ない。
実は一つ困っていることがある。
性欲の肯定はいいのだけれど、最近ドラマにトップレスのシーンが続く。
家族でリビングで見てて、いきなりトップレス。
「ちょっと待って、心の準備できてない」
そんなにトップレスを出していいのか。
そこだけは抵抗がある。
(トップレスが多いのは、「ダ・ヴィンチと禁断の謎」ですよー。)